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Supermileage Car Challenge Hiroshima 2007
2007/8/18-19 広島県運転免許センター
大会概要
自分達の作ったマシンの性能を正しく評価したい! 厳正な競技として大会を行いたい! という思いから、手作りで開催して今大会で11回目、免許センターでの開催は5回目となります。今年は例年より1週間早く開催となりお盆中の忙しい時期でしたが、北は金沢〜南は熊本からの参加者を含め全国から22台のスーパーエコカーが参加しました。連日猛暑が続いており熱中症などにかかる人もでていることから参加者やドライバーの安全が心配されましたが、安全管理の施策により無事にけが人もなく大会を終了することが出来ました。今年は参加チームからたくさんボランティアとして大会運営に協力してくださり大会運営もスムーズに行えました。本当にありがとうございました。来年もお会いできることを楽しみにしております。是非、またご参加くださいませ。
主催
 エコ&セイフティー  ハイウェイドライブ
チャレンジ実行委員会
共催
NPO法人シンクバンク研究所高陽自動車学校モノ作り推進協会
後援 協賛
広島県教育委員会広島市教育委員会マツダNHK広島放送局潟tレッシュ石井、ユアーズ、毛利醸造梶A新ダイワ工業ワンオフ工房 ヤマハ発動機中国鉄管継手リジョー轄L工、 FCデザイン (順不動)
大会公式記録
総合優勝   ファイアボール           2302.0km/L
 2 位    名城大学エコノパワークラブ   2136.6km/L
 3 位     金沢工業大学 夢考房26   2076.3km/L



本大会の関連ニュース
「エコカー、リッター3478キロ、府中のFC98号世界新 佐伯区で大会」                   (読売新聞 広島 2007/08/20 掲載)

参加チーム一覧 entry list

順位 NO. チーム名 カテゴリ 1 2 3 4 5 6 BEST
(km/l)
   
1 1 チーム
ファイアボール
ガソリン 2302.0 - 2193.6 2302.0 2098.1 2166.4 2302.0
FI
一般1位
2 5 エコノパワークラブ
名城大学
ガソリン - 1706.2 2067.1 2136.6 1982.0 2051.9 2136.6 FI 大学1位
3 3 夢考房26
金沢工業大学
ガソリン 2010.6 - 1824.2 - 2025.1 2076.3 2076.3
FI
大学2位
4 2 阿波km/L ガソリン 1906.3 1195.3 1571.8 1463.2     1906.3 FI 一般2位
5 4 team GLADA ガソリン 1276.1 1706.2 1697.9 1679.5 1742.3 - 1742.3
FI
一般3位
6 6 TEAM WITH YOU ガソリン - 1586.1 1632.4 - 1014.8 1729.4 1729.4 FI  
7 9 博多工業高校A ガソリン 1236.6 1291.4 1455.6 1537.2 1494.4 1547.4 1547.4
FI
中高1位
8 13 チームしょーよー ガソリン 1188.2 1317.0 1351.4       1351.4 carb 中高2位
9 19 浜松城北高校OB ガソリン 1273.8 1261.1 1262.3 1283.1     1283.1
FI 
 
10 17 Creation
長野市立
篠ノ井西中学校
ガソリン 975.8 1269.2         1269.2 carb  中高3位
11 101 Clean Diesel
但馬県立
技術大学校
バイオディーゼル 1109.9 1218.8         1218.8
 DE
大学3位
12 12 チーム飛翔
大牟田高等学校
ガソリン 1030.5 1070.8 1150.1       1150.1
FI
 
13 15 島根県立
江津高等学校
ガソリン 1021.4 1118.8 1139.8       1139.8 FI  
14 8 博多工業高校B ガソリン 724.4 913.3 1071.6 736.2     1071.6
carb
 
15 11 PASSION RESORTED
ヤマハ発動機(株)
ガソリン 899.2 1042.0 968.4       1042.0 FI  
16 20 島根県立
鳥取工業高等学校
技術研究部
ガソリン 677.3 863.1 970.4 735.8 914.5   970.4
 carb
 
18 14 shindaiwa
新ダイワ工業
ガソリン 511.8 631.1 800.8 602.0     800.8
carb
 
19 7 NOVA
名城大学(株)
ガソリン 780.6 647.5         780.6 FI  
20 16 Sprit
長野市立
篠ノ井西中学校
ガソリン 534.6 460.0 275.5 395.7 673.7   673.7
carb 
 
21 18 SIST エコランプロジェクト
静岡理工科大学
ディーゼル 413.6 493.6 477.9 394.6     493.1 DE   
  10 夢考房41
金沢工業大学
ガソリン              
FI
 


81 Fancy Carol ガソリン

バイオエタノール
2336.7 2120.1
エタノール
(3478.4)
        2120.1
エタノール
(3478.4)
FI

エタノール
世界新記録
FI : fuel Injection    carb: carburetor     DE: diesel 燃料にはバイオディーゼルを使用
大会レポート

左 中:今年も高出力エンジンブロアー新ダイワ工業様から、御協賛頂き、金沢工業大学さんにコースを掃除していただきました。爆音もさる事ながら、私はあの映画の”ゴーストバスターズ”(皆さん知ってますかっ?)のようないでたちはなんとも言えずかっこよかったです。音や容姿だけでなく威力もすごいんです!最大風速90m/s!!お蔭様で今年も皆さん気持ちよくコースを走行出来たと思います。新ダイワ様来年もぜひぜひ宜しくお願い致します。
右:今年は大会本部を計測ブース近辺に設置してみました。皆さんいかがでしたか?ミーティングなどもほぼ(?!)日陰で行えたと思います。
高陽自動車学校様によるセイフティドライブ教習が行われました。ドライバー全員がコースを試乗あるいは同乗し、指導を受けることで、より安心して競技も進めることができました。ありがとうございました。
ミーティングの模様。今年はボランティア協力者が30名近くいました。暑い中ありがとうございました。
料金所を使用しての計測は完全無風。今年も但馬技大のOBの方にご協力していただきました。
右:今年初めてイギリス遠征をチャレンジしてきた篠ノ井西中学校のチームは、1000km/Lオーバーの記録を成し遂げた。今後の活躍が楽しみだ。

***来年度の広島大会は2008年8月23日(土)24日(日)に行なう予定です***

●他のチームの大会レポート…

金沢工大夢考房さん
阿波km/Lさん


参加下さいましたチームの方々とそのマシン
例年に無く暑い大会で、高温時のエンジンセッティングの難しさを実感し、エンジン加速後に電話連絡しているドライバーの声に、コクピットの辛さが伝わってきました。次回は他チームを参考に、通風孔とかドリンクホルダーを考えなくてはです。鈴鹿大会と同じセッティングミス(保温、暖気のやりすぎ)をしてしまい反省の大会でした。大会前のベンチテストでは今年より全重量計測を採用し、減速比A/F値、エンジン温度とよりきめ細かな対応が出来たつもりでしたが、現場ではそれらが生かしきれませんでした。10月の茂木大会では、鈴鹿大会、広島大会の反省点を考慮し、納得できるレースにしたいです。猛暑の中、大会関係者の皆さんにはお世話になり、ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。


今年は猛暑の中の大会となり、 人もマシンにもきつい大会でした・・
阿波も大幅な記録ダウンでした。
しかし今年はたくさんの方とお話ができたくさんコミュニケーションがとれました。それが広島大会の良いとこですよね!
また来年も参加させていただきます!
今回はメンバー全員がドライバー登録して走りました。グラーダの車両TG203は練習走行及び雨天の視界確保の為にキャノピーが外せるようになっています。このキャノピーを外して身長177cmのメカニックも今回はレースを初体験しました。何度もトライが出来るこの大会ならではのことですねっ!
そして、今回からEFIですがまず第一に安定していることがキャブとの違いだと感じました。次にどうするべきかが見えるのがいいですね。ただ記録で言えば去年のキャブより悪くなっています。エンジンスペックは去年のままですのでキャブにもまだポテンシャルが残っているとも考えられます。いつかそのうちキャブに戻して「大バクチ」打ってみます。

一日目は、微風・高温という条件を生かせず、1600km/lと力を出し 切れませんでした。上位入賞という目標は持っていませんが、毎年ひとつずつテ ーマを持って参加しています。昨年は空気抵抗の軽減。今年はエンジンの保温。 広島大会の厳密な計測は、わずかな効果も評価できることがわれわれにとってう れしい。記録は1729km/Lと昨年とほぼ同じですが、昨年やるだけのことをや って1727km/Lという記録に対して、今年は、ベストなトライができてい ないことを考えれば、まずまずの記録と考えられます。もちろん1800km/ Lに届くかどうかというあたりでの話しですが。まだまだ、わからないことばかりで、トップチームと記録を競い合うという レベルではありませんが、末永く参加していきたいと思っています。
今年は、Aチーム(赤)が3年中心、Bチーム(黄)が2年中心というチーム編成でした。これは、2年生に責任感を持ってもらおうという意図だったのですが、結果を見ていただければわかるように、Bチームはとても残念な結果に終わってしまいました。2年生は、レースの厳しさをしっかりと実感したのではないでしょうか。3年生は最後の大会ということで、2,000kmを超えることを目指して大会に臨んだのですがトラブル続出でした。想定外だったのは、インジェクションの加熱により、走行後、計測しようとタンクを取り外そうとしたときにガソリンが口から噴出しました。その他、リヤホイールの左右のがた、スピードメータセンサーの取り付け不良でスピードが読めない故障、噴射タイミングセンサのシールド不良(シールドしていたのをいつの間にか外していた)、スパークプラグキャップのがた・・・今まで、このようなトラブルを大会中に味わったことはありませんでした。そのような状況ではありましたが一応1,500を超えました。この赤の車も、根本的な見直しが必要ですね。(by CARTECH)

 

ボランティアの皆様含め、運営に携わられた方々、酷暑の中ありがとうございました。 今年は事前準備など怠りなく広島へ臨んだはず・・・だったのですが、10年近く改良を続けてきた高齢エンジンが熱中症に掛かり、結果はかろうじて1000km/Lオーバー。テント下の気温計が40度を越えるのを見たメンバーも同時に音を上げ、終了前に尻尾をまいて逃げ帰ってしまい、会場片づけなどご迷惑をお掛けしました。手堅く『そこそこ』は狙わず、『ドカンと一発狙い』の作戦を見事にはずしました・・・ 監督として采配ミスに反省しきりです。好記録を残されたチームの方々が賞品(Tシャツ)を誇りとして着て頂けると幸いです。これよりPASSIONは冬支度に入りますが、来年に向けてがっちり足元を固めます。今後とも宜しくお願いします。

広島大会は今回初めての参加で、緊張と新しいマシンへの期待を胸に参加させてもらいました。一日目はパーツの交換や作戦を立てたりと、てんやわんやでしたが、二日目にとうとう目標記録の500km/Lを大きく上回る970.4km/Lという記録を出すことがきました。惜しくも1000km/Lを越えることは出来なかったのが唯一の心残りです。今回の大会でいろいろな問題が明らかになったので、来年は解決して1000km/Lを越えられるように頑張ります。
今年から、代替燃料で有望視されているバイオエタノールで開発を進めていくことにしました。化石燃料でなく、しかも生成段階でCO2を吸収するため、かけがえのない地球環境への負担が無いのが魅力です。この燃料でどこまで記録を伸ばせれるか?結果は、予想以上でした。まだまだ改善の余地も沢山ありますので来年は、もっと記録を伸ばしたいと思います。他のチーム、特に学生チームの方々にも是非、エタノールでもチャレンジしてほしいと思います。聞きなれない燃料で違和感があるかもしれませんが、燃料噴射のセッティングを変えるだけでも十分効率良く走ります。
… お 礼 …
自分達で作ったマシンの実力を正確に測りたい、本格的な競技として大会を開きたい。そんな思いではじめたレースも11回を数えるまでになりました。これも皆さま方の御協力とご支援の賜物と感謝しております。来年ももっといい大会となるよう頑張りますので、よろしくおねがいいたします。